あなたはリチウムイオン電池がどんな製品に使われているかご存じですか?
最近ニュースでよく耳にする“リチウムイオン電池の火災”、実は他人事じゃないかもしれません。
この記事では、リチウムイオン電池について知り、安全に捨てるための注意点を3点紹介します。
🔋リチウムイオン電池とは🔋
リチウムイオン電池と言えば、スマートフォン、モバイルバッテリー、電動歯ブラシ、モバイルファン、ワイヤレスイヤホンなど、今やどの家庭にも必ず一つはあると言っても過言ではないほど、多くの電化製品に使われています。
その理由は、下記のような特徴があるからです。
💡リチウムイオン電池の特徴
●軽くてパワフル!小さくて軽いのに、たくさんの電気を貯められる。
●充電して繰り返し使える!
●自己放電が少ない!使ってなくても電気が抜けにくい=長く使える!
このように、リチウムイオン電池は、スマートフォンやワイヤレスイヤホンなど、常に持ち歩くような電化製品にぴったりの電池なのです。
🔥火災のリスク🔥
とても身近で便利なリチウムイオン電池ですが、使い方や捨て方を誤るととても危険です。
充電中のスマートフォンが煙を上げていた、首にかけて使用していたモバイルファンが突然発火した、といった事故が多発しています。
皆さんもスマートフォンが膨らんでカバーが割れているのを、ニュースなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。これは電池内に可燃性ガスがたまっている状態です。
発火の原因の多くは経年劣化と言われています。長年使用したリチウムイオン電池の内部には、可燃性ガスがたまることがあります。その状態で、落とすなどの強い衝撃や、高温の車内へ放置するなどの過熱、過充電による発熱などにより、ガスが発火してしまうのです。
これらを踏まえ、もしリチウムイオン電池を「可燃ごみ」に混ぜて捨てた場合、どうなるのでしょうか。
🗑️正しい処理方法🗑️
多くの方が悩まれるのが”正しい捨て方”です。
💡捨て方のポイント
●住んでいる自治体の捨て方を確認すること
●他のごみと混ぜないこと
私の住んでいる地域では、リチウム電池などの小型充電式電池は、電気店や家電量販店での回収協力を行っています。家電量販店などで回収できない物は、直接リサイクルセンターへ持ち込むようになっています。
他のごみと混ぜない、ショートなどを防ぐために必ず絶縁テープで端子部を絶縁する、などは多くの自治体で共通のようですが、捨て方については自治体によって様々です。必ず自治体のごみの捨て方を確認しましょう。
まとめ
リチウムイオン電池は、身近で便利なものですが、使い方・捨て方次第では火災を発生させてしまう危険なものとなってしまいます。今一度、家にあるバッテリー類を見直してみるといいかもしれません。いつ買ったのかわからない、最近使った覚えがない、何のバッテリーなのかわからない…など、不要なもの、長く使用しているものは正しい方法で捨てましょう。
また、「安いだけの粗悪品を買わない」ことも大切です。ごみの分別方法もぜひ確認してみてくださいね。
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